英国の新首相
妙なタイトルと思われたかもしれませんが、、、EU離脱で注目を浴びた英国の新首相テリーザ・メイ氏(Theresa Mary May)は英国史上二人目の女性首相であるとともに、1型糖尿病患者であることも知られています。首相に就任した世界で初めての1型糖尿病患者さんということになります。メイ首相が1型糖尿病を発症したのは2012年とのことで50歳代半ばの発病です。1型糖尿病は若い人だけが発症するとは限りません。メイ首相は現在も多忙な職務をこなしながら1日4回のインスリン注射と血糖自己測定を続けており、それは日課でありユニークなチャレンジと捉えておられるようです。
英国糖尿病学会(Diabetes UK)のインタービューに、「糖尿病であることは、何に対しても障壁にならない。糖尿病だからといって諦めなければならないことはないと、多くの人に知って欲しい」と答えておられます。(糖尿病ネットワークHP(2016年7月15日の記事)より引用)
糖尿病をうまくコントロールしながら、国の指導者としても立派に活躍できることをメイ氏は教えてくれていると思います。皆様も勇気を持ってこの病気の管理に励んでいただければと思います。 (文責:渡辺淳)