「全粒穀物」が糖尿病リスクを低下

玄米や全粒粉のパンなどの全粒穀物を十分に食べることが、2型糖尿病や肥満のリスクを低下させるという研究が発表されました。食物繊維が多い穀類とくに未搗精(みとうせい)のものを多く摂取することが勧められています。全粒穀物(玄米、雑穀、全粒粉パンなど)は腸内環境を整え、免疫を強化し肥満しにくくなることが知られています。血糖値の上昇を抑えることも分かっています。白米の代わりに全粒穀物を食べると糖尿病になるリスクをかなり減らせるとの報告もあります。全粒穀物は噛むのに時間がかかり最初のうちは大変ですが、少しずつ食生活に取り入れられてはいかがでしょう。

注)搗精(とうせい)とはお米の糠(ぬか)や胚芽を削り取る工程、つまり精米のことです。