植物由来の食品を摂りましょう

野菜、豆類、全粒穀類など植物由来の食品は、肥満や血糖上昇を防ぐのに役立つことがわかっています。反対に、高脂肪・高カロリー食は脳の働きを抑え、過食につながるとも言われています。米国サウスカロライナ大学の研究では、低脂肪ダイエット、低糖質ダイエット、植物由来食品が中心のダイエット、菜食主義(ビーガン)ダイエットのうち、植物由来食品が中心のダイエットのグループが体重減少がもっとも効果的だったと結論づけています。植物由来の食品には食物繊維が多く含まれ、腸からの糖分の吸収を遅らせ、脂質の吸収も送らせてくれる働きがあります。同時に腸内細菌バランスが改善するので、動脈硬化の予防や免疫の強化にもつながります。

植物性食品を多く摂取することは地球環境の維持にとっても重要です。糖質や脂肪が多く含まれる食品、たとえば加工肉などは生産の過程で多くの水、農地、肥料を必要とするので地球環境には大きな負荷をかけてしまいます。持続可能な社会、生活環境の維持のため、また一人ひとりの健康維持のためにも植物由来の食品を中心とした生活を心がけていきましょう。