日光を浴びて血糖値を下げましょう
昼間に日光を浴びると体内時計が整えられ、血糖値が低下しやすくなる可能性が示されています。体内時計はおよそ24時間周期でホルモンや睡眠の周期をコントロールしていますが、時計の調節には目から入ってくる光が大切ということがわかっています。言い換えると昼間の時間帯は自然光を浴びること、夜間はできるだけ人工光を浴びることは避けることが重要だと考えられます。最近、欧州で発表された研究結果ですが、2型糖尿病患者さんに自然光と人工光(LED照明)を昼間の仕事時間に浴びてもらったところ、自然光を浴びた場合は血糖値が正常範囲内におさまる時間が人工光を浴びた場合よりも長くなったという報告があります。
人工光がなぜ自然光に劣るのかは不明ですが、おそらく人工光は目への刺激が強すぎることも一因と考えられています。就寝前~就寝時のスマホから入る光も強すぎる(明るさとしてはそれほどでもないのですが)ことが、脳から分泌されるホルモンのアンバランスを来すのかもしれません。
まだまだ解明されてないことは多いのですが、昼間はなるべく屋外に出て日光を浴びつつ運動すると血糖値は下がりやすくなると考えられます。少しずつ暖かくなってくるこの季節に屋外で体を動かしてみてはいかがでしょうか。