軽い運動が脳の老化を防ぐ
多くの人は年齢を重ねると、筋力が弱り脳の働きも低下し、それらが高度な場合フレイル、認知症などと診断される割合が高くなります。
最近、80年に及ぶデータ蓄積があるフラミンガム心臓研究(Framingham Heart Study)のデータ解析の結果が公表されました。それによるとウォーキングなどの軽い運動時間が1日に1時間増すごとに、脳の老化は1.1年ほど遅くなることが明らかになりました。運動の量が多ければ、例えば1日に1万歩以上歩く人は、1日に5,000歩未満の人に比べ、脳の容積が大きいことが示されています。事務職などで座ったままの人は筋力が弱りやすいばかりでなく、脳の機能も衰えやすいことがわかっています。できるだけ(時間があれば)立ち上がって動くことが大事だと言われています。
連休明けで、天候もまずまずのこの時期、日焼け、熱中症には注意しながら屋外で歩いてみませんか?