糖尿病の話題
ビタミンDと糖尿病
日射しが強い季節になりました。強すぎる紫外線は日焼け、皮膚のシミや老化、皮膚ガンの原因になったりしますので避けるほうが良いのですが、一方で紫外線はビタミンDを体内で作るのに必要です。 厚労省研究班の調査ではビタミンDの摂…
続きを読むHbA1c目標値
糖尿病の血糖管理指標としてHbA1cという言葉を聞かれる機会は多いと思います。その正常範囲は4.6~6.2%ですが、日本糖尿病学会では7.0%未満を達成することが望ましい(御高齢の患者さんでは、条件付きですが7.5~8.…
続きを読むリンゴの花
1ヶ月前(2017年7月13日)にトップページに出てくる植物についてお話しました。最初に出てくる花はガレガソウで糖尿病のお薬のもとになったというお話でした。 今日は2番目にでてくる真っ白な花について触れます。これはリンゴ…
続きを読むガレガソウ
梅雨明けが待ち遠しい今日このごろです。今日はトップページに出てくる植物についてお話します。2種類の花が表示されていることにお気づきでしょうか?最初に出てくる花はガレガソウ(Galega officinalis)、別名Fr…
続きを読むSGLT2阻害薬 その2
先日、お知らせしたEMPA-REG OUTCOME試験に続いて、今月は同じSGLT2 阻害薬であるカナグリフロジンの試験結果:CANVAS Programの結果が発表されました。この試験も心血管イベントに対する効果を見た…
続きを読むSGLT2阻害薬 その1
米国では、新規の糖尿病治療薬は市販前に心血管イベントへの影響が既存の糖尿病治療に対して劣っていないことを証明しなければならない、という制度があります。そのため、7,000名の2型糖尿病患者にエンパグリフロジンというSGL…
続きを読む再度、肥満の手術について
アメリカ糖尿病学会(ADA)とヨーロッパ糖尿病学会(EASD)は毎年、糖尿病治療の指針を改訂・発表しています。今月、すでに来年2017年のADA/EASDstatementが発表されました。その中にこのホームページでも以…
続きを読む肥満は薬物依存症と同じ?
先週は鹿児島市で開催された日本糖尿病学会九州地方会に参加のためお休みをいただいておりました。学会では新規血糖降下剤SGLT2阻害薬の注意すべき副作用について本施設より報告するとともに、まれな病気ではありますが「ミトコンド…
続きを読む英国の新首相
妙なタイトルと思われたかもしれませんが、、、EU離脱で注目を浴びた英国の新首相テリーザ・メイ氏(Theresa Mary May)は英国史上二人目の女性首相であるとともに、1型糖尿病患者であることも知られています。首相に…
続きを読む高齢者のコントロール目標
久しぶりにお知らせ欄を更新します。先週(2016.5/19~5/21)、京都市にて日本糖尿病学会の年次学術集会が開催され、私も参加してきました。そこでは様々なことが議論されましたが、今回は高齢の糖尿病患者さんが増えておら…
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