糖尿病の話題
軽い運動が脳の老化を防ぐ
多くの人は年齢を重ねると、筋力が弱り脳の働きも低下し、それらが高度な場合フレイル、認知症などと診断される割合が高くなります。 最近、80年に及ぶデータ蓄積があるフラミンガム心臓研究(Framingham Heart St…
続きを読む貯筋しましょう
「貯金」の書き間違いではありません。「貯筋」とは、加齢とともに少なくなる全身の筋肉量が減らないように、筋肉を貯える運動を続けることを意味しています。30歳を過ぎて何も対策しないと、筋肉量は10年ごとに数%ずつ減少します。…
続きを読むタバコと糖尿病
糖尿病でいつも話題になるのは「アルコール」ですし、飲み過ぎてはいけないということはご存知のことと思います。でも、今月の話題はタバコ(喫煙)と糖尿病です。喫煙と糖尿病と関係があるの?と思われる方も多いと思いますが、両者には…
続きを読む長時間労働は血糖コントロールを悪化させるかもしれない
週60時間を超える長時間労働や、朝食を抜いたり、夜遅い時間帯に夕食を取ったりする不健康な食習慣は、2型糖尿病患者の血糖コントロールを悪化させる可能性があるとの報告があります。 20~40歳の2型糖尿病患者さん478人を1…
続きを読む明けましておめでとうございます
新年のご挨拶が遅れましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。 当院の糖尿病外来には糖尿病の患者さんや境界型(糖尿病予備軍)の方などが受診されています。ご家族に糖尿病の方がいらっしゃる方は、ご自分が糖尿病になるかもしれな…
続きを読むグルテンフリー食は安全か?
最近、読んだ論文でグルテンを減らした食事が糖尿病の発症を増やすのではないか、というものがあったので、少し考えてみたいと思います。グルテンは小麦に含まれるタンパク質で、パン、パスタなどに多く含まれます。グルテンを除去した食…
続きを読むインスリンの脳内での役割
先週(5月24~26日)は東京で開催された日本糖尿病学会に参加のためお休みさせていただきましたが、そこで学んだことを要約してお知らせしたいと思います。 インスリンの作用が不足すると血糖値が上昇し糖尿病を発症することはよく…
続きを読む連休明けの「社会的」時差ボケに注意しましょう
ゴールデンウィークも明日から後半に入ります。長い休日が取れたはずなのに、休み明けになぜか体調がすぐれないという方は、もしかしたら社会的時差ボケなのかもしれません。そんな体調不良を防ぐには体内時計のリズムを正常に保つことが…
続きを読むビタミンDと糖尿病
日射しが強い季節になりました。強すぎる紫外線は日焼け、皮膚のシミや老化、皮膚ガンの原因になったりしますので避けるほうが良いのですが、一方で紫外線はビタミンDを体内で作るのに必要です。 厚労省研究班の調査ではビタミンDの摂…
続きを読むHbA1c目標値
糖尿病の血糖管理指標としてHbA1cという言葉を聞かれる機会は多いと思います。その正常範囲は4.6~6.2%ですが、日本糖尿病学会では7.0%未満を達成することが望ましい(御高齢の患者さんでは、条件付きですが7.5~8.…
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